ドライバーの働き方を変える――元トラック運転手が挑む物流の未来
高知を拠点に走った長距離トラックの運転席。同僚が過労で倒れた夜、小林海斗氏は「この業界は仕組みが人を潰す」と悟った。ドライバー出身の社長が作る、休息と効率を両立する地場物流網とは。
「荷物は待ってくれる。人の体は待ってくれない」
MANGA STORY ― 経営者の道
EPISODE 01
運転席の夜明け
20代の小林氏は、四国と京阪神を往復する長距離ドライバーだった。仮眠は車内、食事はコンビニ。「モノは届いても、運ぶ人は疲れ果てていく」――そんな矛盾を日々感じていた。
EPISODE 02
同僚の倒れた夜
ある夜、長年連れ添った同僚が荷降ろし中に倒れた。病院の待合室で、小林氏は配送ルートの非効率を書き殴った。翌日、運行管理の改善案を社に提出したが、実現には及ばなかった。
EPISODE 03
自分で作る物流
IT企業のエンジニアと出会い、配送最適化システム「ミチノリ」を開発。空車を減らし、ドライバーの拘束時間を平均3割削減した。現在は県内30社の地場物流を束ね、黒字化を達成している。
PROFILE
| 氏名 | 小林 海斗(株式会社あおぞら物流 代表取締役) |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社あおぞら物流 |
| 設立 | 2017年 |
| 従業員数 | 54人 |
| 事業内容 | 地場配送網の運営、配送最適化システム「ミチノリ」の開発・提供 |
| 本社所在地 | 高知県高知市 |