四代目の味噌蔵を世界へ――老舗の味を守りながらECで切り開く
創業120年、青森の味噌蔵の四代目として、佐藤美咲氏は突然の事業承継に直面した。売上は半減、職人は高齢化。伝統の木桶仕込みを守りながら、ECと発酵体験ツアーという新たな道を切り開いた軌跡を追う。
「守るべきは木桶と菌。変えるべきは、その先の届け方」
MANGA STORY ― 経営者の道
EPISODE 01
突然の帰郷
東京のIT企業で働いていたある日、父が倒れたという電話が入った。実家の蔵に戻ると、そこには埃をかぶった帳簿と、高齢化した職人たち。売上は最盛期の半分を切っていた。
EPISODE 02
蔵の中の革命
「無添加・木桶仕込みは絶対に変えない」。その条件のもと、佐藤氏はECサイトを立ち上げ、梱包から発送まで蔵の中で完結する体制を作った。職人には分業を、商品にはストーリーを付けた。
EPISODE 03
蔵の日常が世界に届く
蔵の仕込み風景をSNSで発信すると、海外からの注文が舞い込んだ。今では年4回の発酵体験ツアーは常に満員。四代目の蔵は、百二十年目にして新しい客層を得た。
PROFILE
| 氏名 | 佐藤 美咲(株式会社みのり食品 代表取締役) |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社みのり食品 |
| 設立 | 1905年 |
| 従業員数 | 23人 |
| 事業内容 | 木桶仕込み味噌・発酵食品の製造販売、醸造体験ツアー |
| 本社所在地 | 青森県弘前市 |