大工のプライドで故郷を建て直す――空き家再生から始まるまちづくり
宮崎の山間部で空き家率は4割を超えた。大工の息子として育ち、東京のゼネコンで腕を磨いた山本鉄也氏は、父の引退とともに帰郷。古民家再生を通じて「人が住み続けられる集落」を取り戻そうとしている。
「潰せば終わりの家じゃない。直せば百二十年持つ家なんだ」
MANGA STORY ― 経営者の道
EPISODE 01
木の香りの記憶
子どもの頃、山本氏は父の鉋屑で遊んでいた。「柱は生き物」と教えられた言葉は、東京のゼネコンで超高層を担当する日々の中でも消えなかった。
EPISODE 02
帰郷で見た風景
20年ぶりに戻った集落は、人のいない空き家が並ぶ姿に変わっていた。父は足腰を悪くし、工務店の閉業も囁かれていた。山本氏は都会のキャリアを捨て、三代目を襲名した。
EPISODE 03
人が戻る家
廃墟同然の古民家を、移住者と共に梁から直すワークショップを開始。SNSで発信すると都市部の若者が見学に訪れ、5年で14軒が再生。集落に子どもの声が戻りつつある。
PROFILE
| 氏名 | 山本 鉄也(株式会社わかば建設 代表取締役) |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社わかば建設 |
| 設立 | 1968年(2018年リブランド) |
| 従業員数 | 18人 |
| 事業内容 | 古民家再生・移住者向けリノベーション、地域の公共施設改修 |
| 本社所在地 | 宮崎県東臼杵郡 |