「小さな会社ほどデザインを」――一人のフリーランスが築く地方のデザインインフラ
名古屋のデザイン事務所を飛び出した鈴木彩花氏は、大手ではなく地域の中小企業・商店に特化したブランディングを掲げた。料金を公開し、「デザインの民主化」を実践するその仕事のあり方とは。
「デザインは潤沢な資金のある会社の特権じゃない。町の八百屋さんにこそ必要」
MANGA STORY ― 経営者の道
EPISODE 01
大手向けの限界
有名企業の案件を手がける日々は華やかだったが、鈴木氏は地元商店の頼まれ仕事の方に情熱を感じていた。「うちみたいな店はデザインなんて無理だよ」という店主の言葉が、ずっと引っかかっていた。
EPISODE 02
価格表を公開した決意
独立時、業界の慣習を破り全メニューの料金を公開した。「見積もりを取る勇気すらない店にこそ届けたい」。批判もあったが、商店街からの依頼は途切れなかった。
EPISODE 03
変わる商店街
八百屋のロゴ、床屋のカード、豆腐店のパッケージ。一軒ずつの仕事が商店街を変えていった。今では6人の小さなスタジオだが、「10年後、地元の店が全部ちゃんとしたデザインを持つ街にしたい」と語る。
PROFILE
| 氏名 | 鈴木 彩花(株式会社そらデザイン 代表取締役) |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社そらデザイン |
| 設立 | 2021年 |
| 従業員数 | 6人 |
| 事業内容 | 中小企業・商店向けブランディング、ロゴ・パッケージ・販促物デザイン |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市 |